MPSロゴ PC-286Cでピポ音を鳴らそう!(仮) トップページに戻る

「PC-286Cでピポ音を鳴らそう!(仮)」はPC-286C(PC CLUB)にPC-9800シリーズでおなじみ「ピポ音」を付加する
簡易モジュールです。気の利いた品名が思いつかなかったので(仮)です

形状的にPC-286Cを想定した基板設計をしていますが、同じ回路構成で設置物理的問題が解決できる場合は
他のエプソン98互換機でも使用できると思います(YM2203C FM音源IC+LM386スピーカーアンプICの組合せ)


このモジュール単体では使用できません、別途「BEEP on USB」が必要です
家電のケンちゃんまたは PCワンズにてお買い求めください


設置方法
まず前提として「ハンダゴテ作業」が必要です。PC-286C側にCバス以外の「工具無しで着脱可能な」部分が
存在しないため、何か特殊な機能を追加したい場合は必然的にある程度のハンダゴテ技能が必要になります

必要な工具
・ドライバー(一般的な径のもので大丈夫だと思います)
・ハンダゴテ(30W~40Wくらいのもの)
・半田吸取り線と吸取り器(手動のスッポンのもので大丈夫)
・糸はんだ
・必要に応じて静電気防止手袋
・外したネジを一時収納する入れ物
※PC-286Cでピポ音を鳴らそう!(仮)に入っている秋月印(謎)の小袋がいいでしょう

PC-286Cの分解


手順としては

カバーを開ける(これがなかなか大変!)→
フロッピードライブのフィルムケーブルを取り外す→
スピーカーの赤黒ケーブルを取り外す→
キーボードを止めているツメを持ち上げキーボードを浮かせる→
キーボードのフィルムケーブルを取り外す→
キーボードを取り外して邪魔にならないところに置いておく(フィルムケーブルを圧迫しないように裏返して置く)→
黒い固定用プッシュ?3つを引き上げ、メインボードを保護しているプラスチックカバーを取り外す

これでメインボードが露出します

簡易的な文字情報だけだと分かりにくいので、PC-286Cの分解手順は
外部サイトですがこちらのサイトをご覧ください

引き続きメインボードを取り外します。まずCバスのガイドレールの役目をする白いプラスチックカバーを外します
通常引っ張っても固定ツメがあり外れないので、Cバスボード挿入口から指を入れ内側からツメをずらしてカバーを
引き上げることで外れると思います。その後電源コネクタと6本のネジがあるはずなのですべて外して持ち上げます
この辺も詳しい分解手順は上記サイトをご覧ください

LM386アンプICを取り外す


PC-286Cメインボードの端子類を上にした場合の右下・ボリュームの近くにLM386(NJM386)アンプICがあります
LM386はスピーカーから大きな音を出す回路とかに昔からよく使われるメジャーなアンプICですね

場所的には赤丸のこの辺りにあります

このアンプICをハンダゴテと(手動)ハンダ吸取り器で取り外します。わずか8ピンのチップなので、取り外し自体は
ハンダゴテの心得があれば難しくないでしょう。GND部分がちょっと熱が入りにくいので火力の大きいハンダゴテのほうが
作業効率が良いかもしれません。もちろん電動ハンダ吸取り器とかいい道具を持っている人はそちらで!


LM386アンプICをPC-286Cのメインボードから取り外し、添付されている8ピンのICソケットを取り付けます
「くぼみ」の方向的には左右どちらでも取り付けられますが、元のチップの方向に倣ってくぼみは右側の方が良いでしょう

ハンダゴテはまだ使うので電源を切らず温めておいてください

PC-286Cでピポ音を鳴らそう!(仮)の準備

PC-286Cでピポ音を鳴らそう!(仮)に取り外したLM386アンプICとUSBコネクタにBEEP on USBを差し込みます
LM386チップの差し込み方向を間違えないように、チップ故障の原因になります




BEEP on USBの2番目の穴に添付されているもう1つの付属物、リードの切れ端を差し込み、下の基板まで
貫通させます。そして指またはニッパーでリードの切れ端を巻き付けるようにして密着させます

この作業は、BEEP on USB自体はスピーカーの制限から小さな「ピポ音」しか出せないので、より大きな音声信号を
取り出せる拡張ポートから下基板の回路を通してアンプICに音声信号を送り、内蔵スピーカーから大きな「ピポ音」を
発音させます。ただこの音声信号はちょっと強すぎるので別途可変抵抗とボリュームコントロールで別途適切な音量に
ユーザーで調整する必要があります

PC-286Cでピポ音を鳴らそう!(仮)のPC-286Cへの取り付け他

PC-286Cでピポ音を鳴らそう!(仮)を先ほどのソケットに差し込みます。ありきたりですがピンを1列ずれて差し込んで
電源とかウッカリ入れないようによく確認。基板やアンプチップどころかメインボードまで一緒に壊す可能性もありますので


USBコネクタと可変抵抗との間に「RST IN」と書かれたスルーホールがあります。ここに最後の添付品赤いリード線を
ハンダづけします。リードを剥くのにニッパーかハサミが必要かも(ハンダゴテで溶かしてもいい?)


近くにあるYM2203Cの24ピンに赤いリード線をハンダづけします。この信号はCバスからのリセット信号がそのまま
流れていて、内蔵FM音源を無効化しても信号は無効化されないのでOPN3 CLUBとの併用時でも特に問題ありません

この線を接続することにより電源投入時のみならず、リセットボタン押下時でも「ピポ音」が鳴るようになります

動作確認と音量調節

PC-286Cを最終組み立て(トップカバーを取り付ける)1歩前の状態まで組み立てます

キーボードのフレキシブルケーブルを接続し、ちょっと伸ばしてナナメ上にキーボードを置くような状態にします

この状態でPC-286Cの電源を入れて「ピポ音」が問題無く鳴れば設置作業は終了です。同時にリセットボタンを
押してもピポ音が鳴るか確認してください。ピポ音が問題なく鳴る状態になったら可変抵抗と本体ボリュームによる
音量調整を行います

まず本体ボリュームの音量を最大にし、マイナスドライバーで青色の可変抵抗の位置をいじりながら自分的に
適切な音量になるまでリセットボタンを何度か押しながら調節してしてください

これにて全設置作業が終了になります。PC-286Cのトップカバーを取り付けてください


おわりに
こちらも「OPN3 CLUB」と同様、諸般の都合で完全な動作確認が取れませんが、回路的には非常にシンプルなのでおそらく製造した全個体
問題なく動作すると思われます。もしも動作不良などありましたらメールまたはBOOTHのメッセージボードなどでご連絡ください

なおPC-9800の「ピポ」とは異なり、こちらの方は通電とリセット信号しか見ていませんので、PC-9800のほうがシステムオール
グリーン時に「ピポ」と初期化完了からのメモリチェックに入るのに対し、こちらは何かしらの障害で起動しない状態でも
ピポ音を発するので、システムの状態を確認するのにはまるで役に立たないことをご了承ください

ピポ音が鳴らないエプソン98互換機に追加できる一種のジョークハードウェアという扱いでよろしくお願いします

目指せ!全エプソン98互換機ピポ化計画!(無理!)